ぜい弱性試験は、指定速度で移動する所定のエネルギー源の、打撃と貫通に伴う運動エネルギーの移動に対する、EIDS候補の反応を評価するために用いられる。
以下の装置が必要である:
17.7.2.3.1 試料を、できるだけ 150 m/s に近い衝撃速度を与えるのに十分な初速度で、鋼板に向け発射する。衝突後集められた破片の質量は 8.8 g 以上となるようにする。圧力測定容器の中で、これらの破片に添加する。試験は3回実施する。
17.7.2.3.2 圧力-時間曲線 p = f (t) を記録する。これにより、曲線(dp/dt) = f (t) が作図できる。この曲線から、最大値 (dp/dt)max を読み取る。これより 150 m/s の衝撃速度に対応する(dp/dt)max 値を推定できる。
150 m/s の速度で得られた平均最大(dp/dt)max値が 15 MPa/ms より大きければ、試験に供された物質はEIDSではなく、結果は“+”と記録する。
物質 | 結果 |
HMX/不活性バインダー (86/14)、圧填 | - |
HMX/活性バインダー(80/20)、注型 | + |
HMX/アルミニウム/活性バインダー (51/19/14)、注型 |
- |
RDX/TNT (60/40)、溶填 | + |
TATB/Kel-F (95/5)、圧填 | - |