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BAM式摩擦感度試験機 |
試料設置部 |
ドイツ材料試験所(BAM)で開発された摩擦感度試験機を用いる。
この試験機は、25 X 25 X 5 mm の磁器製摩擦板(表面に平行な縞目を有するもの)と、径10 mm、高さ15 mm の磁器製摩擦棒 から成っている。
板と棒の間に試料を挟み、荷重を加え、モーターによって板を水平に直線的に動かす。
荷重と爆発の状態との関係から、火薬類の感度を調べる。
同一荷重で6回ずつ試験し、1/6爆点を求め、表1に従って等級を定める。爆、不爆の判定は表2の判定基準による。
表1: 摩擦感度の等級
摩擦感度 |
1/6 爆点の荷重(N { kgf } ) |
1級 |
9.8 { 1 } 未満 |
2級 |
9.8 { 1 } 以上 19.6 { 2 } 未満 |
3級 |
19.6 { 2 } 以上 39.2 { 4 } 未満 |
4級 |
39.2 { 4 } 以上 78.5 { 8 } 未満 |
5級 |
78.5 { 8 } 以上 156.9 { 16 } 未満 |
6級 |
156.9 { 16 } 以上 353.0 { 36 } 未満 |
7級 |
353.0 { 36 } 以上 |
表2: 爆・不爆の判定基準
区分 | 判定基準 |
爆 | 爆音を発生する。(爆音) 爆音は認められないが、炎または煙が認められる。(発火・発煙) |
不爆 | 試料が溶融または変色するが、爆音・炎・煙等は認められない。(部分変化) 爆音・炎・煙を発せず、試料に変化が認められない。(無反応) |