硫黄 (危) |
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三硫化アンチモン Sb2S3 |
三硫化アンチモンは鉱物であって、金属アンチモン、酸化アンチモン等の原料としてほとんど使われる。純度の高いもの(97%以上)が煙火用として使用される。 マッチの摺り薬として赤リンと配合して使われるものは、純度20%程度のものである。粉末に金属製光沢のあるものは純度が高い。 また、三硫化アンチモンの熔融温度は548℃であって、硫黄の分解温度(338℃)よりも高いので、精錬の過程で硫酸分が残ることがほとんど考えられない。 塩素酸塩類と混合しても、その摩擦感度等は、硫黄ほど鋭敏にならない。が、他の可燃剤、助燃剤を混和するよりも危険度は増加する。 |