製品安全 データ シート
 
 
 製造者情報
                          会 社 名 国産化学株式会社
                          住  所 東京都中央区日本橋本町3丁目1番3号
                          担当部門 企画開発部 
                          電話番号 03-3241-1146  FAX番号 03-3246-1036
                          緊急連絡先:     同上
 
 整理番号 KM0
                               作成:平成 12年 10月 25日
                               改定:平成  年  月  日


 製品名(化学名・商品名 等)
            アルミニウム (粉末)

 物質の特性
         単一製品・混合製品の区別   :   単一  、 混合
 
         化 学 名( 別名 ) : アルミニウム 
 
         成 分 及 び 含 有 量: アルミニウム 99%以上
 
         化学式又は構造式  : Al
 
         官報公示整理番号(化審法、安衛法): 対象外
 
         CAS No.     : 7429-90-5
 
         国連分類      : クラス4.3(水と接触して可燃性ガスを発生する物質)
 
         国連番号      : 1396
 

危険有害性の分類
         分類の名称 : 禁水性物質
 
         危 険 性 : 加熱するか、火炎に触れると燃焼する。
                酸化剤と混合したものは、加熱、衝撃、摩擦で着火し、 湿気や水
                分で自然発火する危険がある。
                塩素等ハロゲン元素と接触すると、自然発火することがある。
                水、酸、アルカリと接触すると水素が発生し、その水素が爆発する
                ことがある。
 
         有 害 性 : 粉塵又は、ヒュームを多量に長期間吸入すると、肺損傷(アルミニ
                ウム肺)を起こす恐れがある。又、アルニウム自体には毒性はない
                が傷口に入って皮膚炎を起こすことがある。
 
         環境への影響: データなし
 

応急処置
         目に入った場合  :直ちに流水で充分に洗眼する。
 
         皮膚に付着した場合:皮膚に付いた場合: 直ちに流水で充分に洗い流す。
 
         吸入した場合   :鼻をかみ、うがいをする。
 
         飲み込んだ場合  :多量の水を飲ませて吐かせる。
 

火災時の処置
         消火方法:砂、むしろ、麻袋等で覆ってから注水する。
              覆わずに注水すると、飛び散って危険である。
 
         消 火 剤:大量注水
 

漏出時の処置
         できるだけ掃き集めて空容器に回収した後、漏洩した場所は水で充分に洗い流す。
 

取扱い及び保管上の注意
         取 扱 い:火気に近付けたり、摩擦、衝撃等を与えないようにする。
              吸入等しないように適切な保護具を着用する。水と接触させない。
 
         保  管:密栓して冷暗所に保管する。
              四塩化炭素、二硫化炭素、ハロゲン、酸、アルカリとは隔離して保管す
              る。
 

暴露防止措置
         管理濃度:設定されていない
 
         許容濃度:日本産業衛生学会(1991年度版):10mg/kg3 
              ACGIH   (1990年度版):10mg/kg3 
                        TWA  :15mg/m ( Total Dust)
                               5mg/m ( Respiable Fraction)
                         STEL:  mg/kg
 
         設備対策:粉塵が発生するような場所は密閉化する。
              
         保 護 具:粉塵が発生する場所では保護手袋、保護眼鏡、防じんマスクを着用する。
 

物理/化学的 性質 
         外 観 等 : 銀白色粉末、無臭
 
         沸  点 : 2060 ℃
 
         蒸 気 圧 :   Pa(  ℃)、
 
         揮発性の有無:無
 
         融  点 : 658.8 ℃
 
         比重又は嵩比重 : 2.7
 
         初 留 点 :   ℃
 
         溶 解 度 : 水不溶
 
         そ の 他 :
 

危険性情報(安定性・反応性)
         引 火 点   :
 
         発 火 点   :645 ℃
 
         爆発限界/上限:
             /下限:
 
         可 燃 性   :加熱または火炎により燃焼することがある。
 
         発火性(自然発火性,水との反応性)
                :水と接触すると水素を発生することがある。 
 
         自己反応性・爆発性:
 
         粉塵爆発性  :あり
 
         安定性・反応性:酸、アルカリに可溶である。
 
         そ の 他    : 
                                            

有害性情報(人についての症例,疫学的情報を含む)
         皮膚腐食性: 
 
         刺 激 性:吸入した場合 ;
              :眼に入った場合;傷口に入ると皮膚炎を起こすことがある。
 
         感 作 性:データなし。
 
         急性毒性(50%致死量等を含む):毒性はないものと判断される。
 
         亜急性毒性: 
 
         慢性毒性 :粉塵を長期間吸入すると肺損傷を起こすことがある。
 
         がん原性 :
 
         変異原性(微生物,染色体異常):
 
         生殖毒性 :
 
         催奇形性 :
 
         その他(水と反応して有害なガスを発生する等を含む):
 

環境影響情報
         分 解 性:単体なので分解性はない。
 
         蓄 積 性:データなし
 
         魚 毒 性:水との反応後、有毒で魚類に対しては 0.3mg/l
 
         そ の 他:
 

廃棄上の注意:
         土中に埋没処理をする。
 

輸送上の注意:
         輸送に際しては直射日光を避け、容器の漏れのないことを確め、落下、転倒、損傷
         がないように積み込み荷くずれの防止を確実に行う。
 

適応法令  :
       労働安全衛生法 : 危険物(発火性のもの)
 
       危  規  則 : その他の可燃性物質
 
       航  空  法 : その他の可燃性物質
 
       港  則  法 : 危険物(その他の可燃性物質)
 

参考文献  :
       ① 新版危険有害物便覧、労働省安全衛生部監修  中央労働災害防止協会(1986)
       ② 危険物ハンドブック、ギュンター・ホンメル編、
         シュプリンガー・フェアラーク東京(1991)
       ③ Dangerous Properties of Industrial Materials、6th edNI.Sax他編
         Van Nostrand Reinhold Company(1984)
       ④ 12093の化学商品、化学工業日報社(1992)
 

     記載内容の問い合わせ先 :
                      国産化学㈱ 企画開発部
                       電話番号  03-3241-1146 
                       FAX番号   03-3246-1036

       注)※ MSDSは品質保証書,規格書ではありません。
            記載内容は必ずしも十分ではないので注意して取扱って下さい。